ブラック企業でも迷わない退職届の書き方・出し方|例文付きでやさしく解説

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ブラック企業でも迷わない退職届の書き方・出し方|例文付きでやさしく解説

ブラック企業でも迷わない退職届の書き方・出し方|例文付きでやさしく解説

「ブラック企業を辞めたいけれど、退職届ってどう書けばいいの?」「ネットでテンプレを見ても、いざ自分で書こうとすると手が止まる…」 そんな状態のまま、仕事とメンタルをすり減らし続けていませんか。

実は、退職届の書き方は思っているほど難しくありません。基本の型さえ押さえれば、数行でスッと書けるシンプルな文章ですし、ブラック企業だからといって特別に気を使う必要もありません。

この記事では、

  • 退職願と退職届の違い
  • ブラック企業でも使える「角が立ちにくい」文面
  • 手書き・パソコン、どちらでも使える基本フォーマット
  • 退職届を受け取ってくれないときの対処法

まで、Wordテンプレなしでそのままコピペ&修正して使えるレベルでまとめました。 形式に悩む時間を短くして、「会社を辞める」という本来の目的にエネルギーを回していきましょう。

目次

退職願と退職届の違いをざっくり理解する

まずよくある疑問が、「退職願と退職届って何が違うの?」という点です。 細かく言うといろいろありますが、実務では次のイメージだけ押さえておけば十分です。

  • 退職願
    「退職したいのですが、よろしいでしょうか?」と、会社に“お願い”するニュアンス。
  • 退職届
    「◯年◯月◯日をもって退職します」と、自分の意思を一方的に“通知”するもの。

とはいえ、現実の会社ではそこまで厳密に区別されていないことも多く、法律上も「こう書かなければ無効」という決まりはありません。 ブラック企業であればなおさら、社内ルールよりも「法律上、退職の意思が伝わっているか」が重要になります。

・まず上司に相談 → 退職願 ・退職が固まった/どうしても拒否される → 退職届 というイメージを持っておくと分かりやすいです。

退職届を書く前に知っておきたい基本ルール

退職届を書くときに、最低限押さえておきたいのは次の3つです。

  • 退職届は会社の「許可」をもらう紙ではなく、あなたの意思表示であること
  • 法律上は、期間の定めのない雇用なら退職の意思を伝えてから2週間で退職できるとされていること
  • 退職理由を細かく書く義務はなく、「一身上の都合」で問題ないこと

就業規則に「1か月前までに退職届を提出」などと書かれている会社も多いですが、体調悪化や家庭の事情などがある場合は、民法のルール(2週間)が優先されることもあります。 もちろん現場との摩擦を減らす意味で「1か月前」を目安に動くのもアリですが、ブラック企業から抜け出す場合は、自分の心と体を守ることを第一に考えて構いません。

ポイント
・退職届は「お願い」ではなく、「私は退職します」という通知。
・会社が受け取らないと言っても、退職の自由そのものを奪うことはできない
・文章に悩み過ぎて退職が先延ばしになるくらいなら、シンプルな文面でさっさと形にしてしまう方が良い。

ブラック企業でも使える退職届の基本フォーマット

ここからは、実際に使えるフォーマットを紹介します。 手書きでもパソコンでも構いませんが、ブラック企業相手だと「出した/出してない」の水掛け論になりやすいので、コピーを取っておく・データを保存しておくのがおすすめです。

退職届の基本構成

一般的な退職届は、次のようなパーツでできています。

  1. タイトル(「退職届」)
  2. 本文(退職の旨と退職日)
  3. 日付
  4. 所属・氏名
  5. 会社名・代表者名

そのまま使えるシンプルな例文

退職届 このたび、一身上の都合により、 ◯◯◯◯年◯月◯日をもちまして退職いたします。 ◯◯◯◯年◯月◯日 ◯◯部◯◯課 氏名 山田 太郎 ㊞ 株式会社◯◯◯◯ 代表取締役 ◯◯ ◯◯ 殿

WordPressで紹介する場合は、上のようなブロックを整えてあげると、読者がコピペして自分用に編集しやすくなります。

「いつ付けで退職するか」の書き方

「◯年◯月末日」を使うか、「◯年◯月◯日」を使うかは悩みどころですが、一般的には、

  • 月末で辞めたい → 「◯年◯月末日」
  • 特定の日付を指定したい → 「◯年◯月◯日」

という形で使い分ければOKです。 ブラック企業であれば、自分の心と体がもつ範囲のギリギリではなく、少し余裕を見た退職日を設定しておくと、引き継ぎや次の仕事探しがスムーズになります。

退職理由はどう書く?「一身上の都合」でよい理由

よくある疑問が、「退職理由はどこまで正直に書くべきか」という点です。

  • 本当は「長時間労働がつらい」「パワハラが限界」などと言いたい
  • でも、そのまま書いたら後味が悪くなりそうで怖い

結論から言うと、退職届に書く理由は「一身上の都合」だけで構いません。 これは多くの転職サイトやキャリア相談サービスでも、もっとも一般的な書き方として紹介されています。

【退職理由の部分の例】

「このたび、一身上の都合により、◯◯◯◯年◯月末日をもちまして退職いたします。」

面談の場で理由を聞かれたときも、

  • 「体調面や今後の生活を考え、一身上の都合で退職を決めました」
  • 「今後のキャリアを含めて検討した結果、一身上の都合で退職したいと考えております」

といった形で、ざっくりとした表現+一身上の都合をセットで使えば十分です。 ブラック企業の場合、具体的な不満を話すほど、説得や圧力が強くなる傾向があるので、あえて細かく話さない方が自分を守れるケースも多いです。

退職届の出し方|誰に・いつ・どう渡す?

原則は「直属の上司」に渡す

多くの会社では、退職の話は直属の上司からスタートします。 理想的な流れとしては、

  1. まず口頭で退職の意思と退職時期を伝える
  2. その後、退職届を準備して提出する

という順番です。

ブラック企業でありがちな「受け取らない」「預かるだけ」パターン

問題は、ブラック企業だとここで話が止まってしまうこと。 「忙しいからまた」「預かっておくね」と言われたまま、数週間・数か月放置されるケースもよく聞きます。

そんなときは、「渡した事実を残す」ことが大事です。

  • 退職届を渡した日と相手の名前を、メモやメールで残す
  • メールで「本日、退職届を提出しました」と送る
  • 人事部やさらに上の上司にも同じ内容を共有する

直接渡せない・怖くて会えないときは郵送もあり

どうしても対面や社内で渡すのが難しいときは、郵送(できれば内容証明郵便)で会社宛に送る方法もあります。 封筒には「退職届在中」と書き、宛名は会社名+代表者名(または人事部)にしておくとよいでしょう。

退職届を受け取ってくれないときの対処法

悪質なブラック企業だと、「受け取らない」「そんなものは認めない」と、退職届自体を拒否してくる場合があります。

「受け取られなかった=退職できない」ではない

ここで誤解してほしくないのは、退職届を受け取られなくても、退職の意思表示は成立しうるということです。 退職は会社の許可制ではなく、あくまで労働者の意思表示がベースになっています。

そのため、受け取りを拒否されたときは、

  • 提出しようとした日時・相手をメモしておく
  • その日のうちにメールで「本日◯◯様に退職届をお渡ししましたが、受理を拒否されました」と残す
  • 後日、内容証明郵便で退職届を会社宛に送る

といった形で、自分が退職の意思を伝えたことを客観的に示せる状態を作るのがポイントです。

それでも嫌がらせが続くなら外部機関へ

退職届を出したあとも、「辞めるなら懲戒解雇」「損害賠償を請求する」など、明らかな脅しが続く場合は、一人で抱え込まず、

  • 労働基準監督署
  • 労働局の総合労働相談コーナー
  • 労働問題に詳しい弁護士
  • (必要に応じて)信頼できる退職代行サービス

などに相談してしまって大丈夫です。 退職届のコピーや、会社とのやり取りの記録は、その際にも有力な材料になります。

ブラック企業相手だからこそ避けたいNGパターン

1枚の紙に感情を全部ぶつける

退職届に、「いかに会社がブラックか」「どれだけつらかったか」を長文で書きたくなる気持ちはよく分かります。 しかし、退職届はあくまで「退職の意思を形式的に伝えるための紙」です。感情を書き連ねるほど、相手の反発や感情的な対立も強くなります。

ブラック企業の体質と向き合うのは、本来は労働行政や専門家の仕事。退職届は、あなたが安全に離れるための最低限の手続き、と割り切ってしまった方が、自分の心を守れます。

何度も書き直そうとして先延ばしになる

真面目な人ほど、「もっといい文章がある気がする」「この言い回しで失礼じゃないだろうか」と悩んでしまいがちです。 ですが、退職届は、ビジネスメールや自己PRとは違って、シンプルであればあるほど良いものです。

上で紹介したような定型文をベースに、退職日と自分の名前、会社名だけ変えてしまえば、それで十分。 むしろ、文章に時間をかけすぎて退職自体が先延ばしになる方がリスクです。

バックレて何も出さない

心が限界まで追い詰められていると、「もう何も言わずに行かなくなりたい」と思うのも自然です。 ただ、突然バックレてしまうと、

  • 会社との連絡が完全に途絶え、各種手続きがスムーズに進まない
  • 感情的なトラブルになるリスクが高まる
  • 場合によっては「無断欠勤が続いた」として懲戒の話を持ち出される可能性もゼロではない

など、後味の悪い終わり方になりがちです。 どうしても出社がつらいときは、郵送で退職届を送る・外部機関に相談するといった形で、できる範囲の手順だけでも踏んでおくと安心です。

まとめ|完璧な文章より「退職の意思を形にすること」が大事

ブラック企業で働いていると、「退職届ひとつ出すのにもハードルが高い」と感じてしまうかもしれません。 でも本当は、退職届に求められているのは、完璧な文章やきれいな言い回しではなく、「退職します」というシンプルな意思表示だけです。

この記事で紹介したように、

  • タイトルは「退職届」でOK
  • 理由は「一身上の都合」でOK
  • 退職日・日付・氏名・会社名・代表者名が入っていればOK

という非常にシンプルな世界です。 形式に縛られて動けなくなるよりも、まずは1枚の紙に自分の退職の意思を形にしてみることの方が、何倍も大事です。

ブラック企業を辞めるのは、決して逃げではありません。 それは、あなたの心と体、そしてこれから先の人生を守るための、ごく当たり前の選択です。 退職届は、その一歩を現実のものにするための「小さなツール」に過ぎません。

「この例文なら書けそうだな」と感じたら、ぜひ自分の名前と退職日を書き込んで、退職への一歩を現実の形にしてみてください。