ブラック企業で働き、このまま一生この仕事で続けていくのは人生を無駄にしていると感じ、使い捨てられる前に転職活動を行い内定が出たので、いざブラック企業を辞めようとしました。しかし、ブラック企業は辞めるのにもとても苦労しました。
今回は、ブラック企業を辞めるのに苦労したことを紹介していきます。
- 責任放棄な所長
- 恐喝じみた説得
- 辞める情報の流出からの嫌がらせ
- 終わらない面談
- ブラック企業から逃げた方法
ブラック企業を辞めるのに苦労したこと1:無責任な所長

最初に、流れとして自分の直属の上司の所長に報告しました。しかし、所長の回答では、自分では決めれないからエリアマネージャーに相談しろと自分は関係ないという立場にいました。結果だけまた教えてくれとのことでした。
鬼のエリアマネージャーに伝えるの嫌だったのだと思います。
ブラック企業を辞めるのに苦労したこと2:恐喝じみた説得

続いて、所長から言われた通りにエリアマネージャーにアポイントを取って退職の旨を伝えました。マネージャーの一言目は、何故所長からではなくお前が直接最初に話すんや筋は通さんかいと。そりゃそうだ、しかし所長は話す気は一切なかったと思いながらマネージャーの話を聞いていました。
そこからは、絶対に辞めさせんぞ!から始まり、怒涛の罵声・罵詈雑言の嵐でした。それに耐えて、マネージャーが落ち着いてからの一言、これからも数字を持って来いよ!と自己満足の模様。
私は、それでも辞める旨を伝えましたが、罵詈雑言のループで同じことを何度も繰り返しました。
ブラック企業を辞めるのに苦労したこと3:辞める情報の流出からの嫌がらせ
マネージャーの退職の旨を伝えても、退職の手続まで進まず後日また面談となりました。
翌日には、私が辞めるとの話が流れており、逃げる根性無しや色々とある事ない事が言われているようで、会社にいる間は周りの社員からもけなされるような状態でした。
今まで、同じ職場で働いていたのに、辞めるとなると人の事を貶す人間が沢山いたことにびっくりしました。そんな余裕があるなら、営業数字でも作る努力をしてほしいと思いました。意識が低すぎる。
この段階で、この会社は辞めるのに後悔はしない残っても居場所は無いと確信しました。
ブラック企業を辞めるのに苦労したこと4:終わらない面談
続いて、面談の無間地獄です。
退職までの流れとしては、所長→エリアマネージャー→営業本部長→社長→総務という流れだと聞きました。
しかし、エリアマネージャーと何度面談という名の罵声会に参加しても次のステップに進むことが出来ませんでした。7度目の面談でやっとマネージャーが諦めて本部長に話すという形になりましたが、一切連絡もなくおかしいと思い総務に確認したら、私が辞めるのを辞めたというビックリする回答が返ってきました。
沢山の面談でメンタルも崩れてきているのが自分自身でも分かるぐらいになっていました。その上、次の会社への入社予定の日にちも近づいてきており焦っておりました。まず、入社予定の会社の方に連絡し入社予定の日付を1ヵ月ずらしてもらいました。
本当は、ちゃんとしたルート通り退職したかったのですが、このままでは永遠に心をすり減らすだけで辞めれないと感じたので、筋なんか関係ないと、総務に直接退職届を送り、担当者に連絡し受理を確認しました。これで、確実に退職することが出来ます。
ここからが、大変でした。緊急にエリアマネージャーからの呼び出しがあり、取り下げろと罵詈雑言の嵐でした。泣きそうになりながらも我慢し耐え続けました。そこからも、辞める日まで永遠と数字の詰めやさらし者扱いの日々を繰り返しました。
最終日まで、契約を取る事になり後輩に数字と契約書を託し、皆が返った終電終わりに机周りを片付け夜逃げするように会社をでました。
ブラック企業から逃げた方法

上記で紹介したように、ブラック企業を辞めるのに苦労する人はいると思います。
今回私が辞めるのに苦労した事で分かったことがあります。
ブラック企業に対して、真面目に筋を通そうとしても、その努力は自分を傷つけるだけで無駄な行為です。
ここからは、急に辞めたい場合どうするの?と思うようなことを紹介いたします。
辞める前の準備:引継ぎ資料を作っておく
いくらブラック企業だからといってバックレると、残った社員・お客さんに無駄な苦労や迷惑をかけてしまいます。
そこまで考える必要はないかもしれませんが、真面目な方はずっと心に突っかかりが残ってしまうと思います。
そんな人は、辞める前の準備として引継ぎの資料を作成しておきましょう。作っておけば、迷惑をかけずに済ませることが出来ます。ここで、気をつけておきたいのは、作成している事を他人にバレないようにすることです。退職の話を進める前に、察っされると色々と面倒になってしまいます。
辞める為の方法:総務とだけやり取りを行う
所長やエリアマネージャーと話してみて、結果として、自分の時間と心を痛めただけで意味はありませんでした。
言うなれば、総務に退職届が受理さえされれば退職する事はできます。総務に有休消化の旨を伝えておけば、有休は社員の権利なので取って辞める事もできます。
私自身、筋を通そうとした結果有休の消化もできませんでしたが、再度同じことがあれば全て総務とだけやり取りを行うと思います。
退職届を出した後:荷物や手続きの確認
退職届を出した後、もう出社したくないそういう状況になったら、もう有休をとって出社も辞めましょう。
社用携帯も無理に会社からの連絡を取る必要もありません。取ったとしても、後悔するだけだと思います。
では、会社の備品はどうやって返せばよいんだ?出社したくない、そういう時は、総務あてに会社の支給品など送ってしまえばいいです。
退職の手続の書類も全て自宅に送ってもらうように伝えておけば、書面だけのやり取りになるので、無駄に精神をすり減らす必要がなくなります。
まとめ
ブラック企業で働くことも大変ですが、辞める事も大変でした。
ブラック企業は、入社人数も少ない為、脅してでも人を確保したいのです。マネージャーとしても、自分の管轄から退職者を出すという事は、自分の評価の低下や本部長からの詰めが待っているので、マネージャーとしても自分の任期の間は避けたいのです。自分本位の思惑の為に、必死なのです。
そんなことに退職を決めた人間が真に受けてやる必要はありません。例え、給料を上げると言っても、その一時は上がるかもしれませんが、待っているのは一度は逃げようとした人間というレッテルと評価、上がらない給料だけです。
辞めると行動したら、戻るという選択肢はあなたを不幸にしか導きませんので、最後まで行動してブラック企業から頑張って脱出しましょう。