ブラック企業で新人の仕事量が大きくなるのか?働かないおじさんのせいです。

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ブラック企業で働いていると気づくことがありますよね。それは、自分は仕事が慣れてきただけあってある程度の仕事をこなせるようになってきた、すごいと思っていたおじさんたちが、実はしょぼくて全然仕事をしていない事を。

なんなら、おじさんたちの分の仕事までこちらに降りかかってきていいる始末。なぜ、ブラック企業で同じように詰められているはずなのに、仕事をせずに周りの仕事を増やす事が出来るのでしょうか?

今回は、なぜ若手の仕事量が多くなり、働かないおじさんたちは周りにお荷物だと思われても変わらず働かないのかを説明していきます。

働かないおじさんとは?

働かないおじさんの写真

近年社会問題にもなっている、働かないおじさん。

働かないおじさんは、下記の特徴があてはまります。

  1. 一日中スマホばかりで仕事をしない
  2. 営業に行くふりして、サボっている
  3. PC操作や機械の使い方がわからず人にやってもらう

働かないおじさんは、会社においてローパフォーマンスの人材で、会社にとってはクビにはできない、デメリットしかない人材です。

なぜ働かないおじさんは生まれるの?

働かないおじさんが生まれる原因はいくつかあります。

  1. 燃え尽き症候群
  2. 自分の能力の低さを肯定

働かないおじさんが生まれる原因1:燃え尽き症候群

燃え尽き症候群

働かないおじさんは若手だった時から真面目に働いていなかったのでしょうか?

そんなことありません。今全然働いていない働かないおじさんは逆に、若手時代必死に働いていた人が多いです。出世や会社の為に必死に働いていたが、出世競争に負けてしまったり、自分の想定より会社からの評価が低いことに絶望し働かなくなってしまう燃え尽き症候群に陥り働かないおじさんになってしまうのです。

日本の給与体系が年功序列のため自分がいくら頑張っても、そこまで会社に貢献していない人間と給料がそこまで変わらないため、働かないおじさんになりやすい環境ともいえます。

しかし、このタイプの働かないおじさんは働きませんが能力があるため、仕事の相談をすると的確なアドバイスがもらえることも多いです。

働かないおじさんが生まれる原因2:自分の能力の低さを肯定

能力が低い写真

先ほど紹介した燃え尽き症候群タイプとは違い、仕事や周りについていけず、仕事の為に努力するのではなく、そのままの自分を受け入れたタイプです。

このタイプは向上心もなく会社に寄生し、仕事もしなければ問題も起こさないので日本の会社ではなかなかクビにできず、年功序列で給料だけ増えていく存在になります。

いくら数字を作らなくて、上司から怒られても自分の弱さを自覚しているため、ほとんど響きません。

そのまま家族ができたり、30を越えてくると余計に自分が他の会社ではやっていけない、転職しても大変なだけだと思ってしまい、現状の維持が大切に思い、どれだけ会社で仕事をしないように、問題や責任を負わないように立ち回り働かないおじさんに成長していきます。

なぜ?働かないおじさんがいると、若手の仕事量が増えてしまうのか?

働かないおじさんがいるとなぜ若手の仕事量が増えてしまうのでしょうか?

仕事のノルマはおじさんはおじさん、自分は自分と思うかもしれません。

しかし、現実問題そうはなりません。

各事業所に人員と必要売上は決まっています。所長はその人員数に対して振り分けられたノルマを誰にどれだけ振り分けるかなどの運営を任せられます。

働かないおじさんは、いくら言ってもそこまでの数字を作ってきません。しかし、所長としても事業所のノルマを達成しなければなりません。なので、働かないおじさんの分の達成していないノルマを他のメンバーでこなしていく必要があります。

また、ノルマ自体の振り分けも働かないおじさんが少なく設定され、他のメンバーにノルマが振り分けられることになるので働かないおじさんがいない事業所に比べノルマが高く設定されてしまう傾向にあります。

そのため、ノルマに対しての詰めなどが比較的有効な若手ほど詰められ仕事量も増えてしまうのです。

この状況が続くと、新たな働かないおじさんが生まれる原因になります。

まとめ

結果、働かないおじさんが存在するだけで若手の仕事量が増えてしまいます。

ブラック企業では詰めるなどの追い込む方法でしか部下をマネジメントする方法を知らないため、真面目な若手ほど追い詰められたり、働かないおじさんの分の仕事を振り分けられ仕事量が増えてしまうのです。

この状況が続くと、頑張って働く意味を見失ってしまい頑張っても頑張らなくて一緒だと考えるようになり第2、第3の働かないおじさんが生まれてしまうのです。

働かないおじさんがいても、簡単にクビにできない、年功序列という正社員に優遇されている日本企業ではおこりやすいのかもしれません。

人員が余っており仕事がない環境なら良いかもしれませんが、人員が足りない現場では働かないおじさんがいる環境はブラック企業の可能性が高くなるため、厳しいと思ったら転職するのも一つでしょう。

自分を犠牲にしてまで働いて、体を壊さないように気を付けましょう。