退職したのに、離職票が届かない。失業保険の手続きが進まず、生活の見通しが立たなくて焦る…。こうなると、会社に連絡するのも気が重いですよね。
ただ、「退職後 離職票 もらえない」状況は、感情で揉めるより手続きとして淡々と進める方が早いです。ポイントは、誰に・何を・いつまでにを明確にして、記録が残る形で催促すること。この記事では、離職票の基本、催促の順番、送付先の伝え方、催促例文、会社が動かない時の相談先まで、実務目線でまとめます。
そもそも離職票とは?何に使う?
離職票は、ざっくり言うと「会社を辞めたことを証明する書類」で、主に失業保険(雇用保険の基本手当)の手続きで使います。転職先がすぐ決まっている人は出番が少ないこともありますが、退職後に空白期間がある人・就職活動をしながら給付を受けたい人にとっては重要です。
ハローワークの手続きは、書類が揃っているほどスムーズに進みます。離職票が遅れると、初動が遅れやすく、気持ちも焦ります。だからこそ、早めに“催促の型”で進めるのが大事です。
まず確認:離職票が届くまでに起きがちな誤解
「届かない=会社が嫌がらせしてる」と思いたくなる気持ち、分かります。ただ、事務処理が遅いだけのケースもあります。まずはよくある誤解を外しておくと、動き方が整理できます。
- 退職時に伝えた住所が古い(転居している)
- 会社が「郵送したつもり」で止まっている(追跡なし普通郵便)
- 人事担当が不在・処理が属人化している
- 退職日や最終給与の精算待ちで事務が止まっている
- 離職理由(自己都合/会社都合)で社内確認が長引いている
このどれでもない、または連絡しても反応が薄いなら、次の「確認項目」と「段階的催促」に移ります。
最初に会社へ確認する5項目
会社に連絡する前に、聞くべきことを固定しておくと、会話がブレません。特にブラック気味の会社は「確認のために電話を長引かせる」「うやむやにする」ことがあるので、短く取りにいきます。
- 離職票の発行状況(手続き中/発行済み/未着手)
- 発送日(いつ送った/いつ送る予定)
- 発送方法(普通郵便/簡易書留/レターパック等)
- 送付先住所(郵便番号から復唱してもらう)
- 担当部署・担当者名(次の連絡先を確定)
電話だけだと「言った・言わない」になりやすいので、電話の後に確認メールを送ってログ化します。ここが地味に効きます。
催促の基本戦略(順番とコツ)
離職票催促は、いきなり強い言葉で詰めると逆効果になることがあります。とはいえ、弱いままだと舐められる。そこで段階を上げるのが安全です。
- 段階1:人事・総務へ丁寧に確認(電話+メール)
- 段階2:期限を切って再催促(文面を少し強める)
- 段階3:それでも無反応なら相談先へ(ハローワーク等)
この順にすると、相手に「対応しない理由」を作らせにくいし、あなた側のストレスも減ります。ポイントは、各段階で必ず記録を残すことです。
連絡の段階1:人事・総務へ連絡(電話+メール)
まずは、直属の上司ではなく人事・総務を狙います。上司に連絡すると感情戦になったり、放置されることがあるからです。
電話で伝えるなら“短く”
- 「離職票の発行状況を確認したい」
- 「発送予定日(または発送日)を知りたい」
- 「送付先住所を確認したい」
電話が終わったら、すぐに確認メールを送ります。これで「言った」を文字にできます。
連絡の段階2:期限を切って再催促(文面を強くする)
段階1で動かない場合、次は期限を切ります。ここでのコツは、“怒り”ではなく“手続き上の必要”を前面に出すことです。感情を出すと、相手の防衛本能が立ちます。
「〇日までにご連絡ください」と具体的に書く。1〜3営業日くらいの現実的な期限が使いやすいです。相手に「今週中でいいよね?」と逃げられない形にします。
連絡の段階3:それでも動かない時の現実策
会社が動かない場合、あなた一人で抱えるほど消耗します。ここは外部の窓口を使うことも選択肢です。
生活がかかっている場合、待ち続けるのはリスクです。会社への催促ログ(送信済みメール等)を残しつつ、次の相談先を使って進めた方が早いことがあります。
- ハローワーク:失業給付の手続き、必要書類の確認、会社側の手続き状況の相談
- 労働相談窓口:会社が書類を出さない・嫌がらせがある等の相談
- 退職代行のアフターフォロー:利用していた場合、書類督促を代行してくれることも
※どの窓口でも、「退職日」「会社名」「部署」「これまでの催促履歴(いつ・誰に・どう連絡したか)」があると話が早いです。
離職理由・離職区分でも揉める場合
離職票が届かないだけでなく、「離職理由が違う」といった揉め方をするケースもあります。例えば、本人は会社都合相当だと思っているのに、会社が自己都合で処理している、などです。
ここは繊細なので、この記事では“揉めやすいポイント”と“動き方の方向性”だけ整理します。大事なのは、感情でぶつかるより、事実(記録)と手続きに寄せることです。
- 残業時間の記録(タイムカード、勤怠、メモ)
- パワハラの記録(日時・内容・メール/チャット)
- 退職面談でのやり取り(メールで確認を残す)
- 退職理由を短く書いた退職届(写し)
離職理由の扱いは個別事情で変わりやすいので、争点が大きい場合は専門窓口への相談も視野に入れると安心です。
使える例文(丁寧/やや強め/最終通告)
ここからはコピペで使える例文です。必要に応じて「退職日」「住所」「期限」を差し替えてください。
段階1:丁寧に状況確認(最初のメール)
段階2:期限を切って再催促(やや強め)
段階3:最終通告寄り(事務的に、感情は出さない)
※この文面でも動かない場合は、外部の相談先へ「いつ・どんな連絡をしたか」を示しながら相談するのが早いです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 会社に電話したくない。メールだけでもいい?
職場の状況によります。メールだけで動く会社もありますが、遅い会社は放置します。最初に電話で状況を聞き、直後に確認メールでログ化するのが一番安定です。どうしても電話がしんどいなら、メール→期限→外部相談で段階を早めてもOKです。
Q2. 住所を変えたのに、退職時に伝えていなかった
まずは送付先の再確認が必要です。住所の相違で戻っているケースもあるので、「いつ発送したか」「どの住所に送ったか」「追跡できるか」を確認すると早いです。
Q3. 「送った」と言われたのに届かない
発送方法の確認がポイントです。普通郵便だと追跡ができません。可能なら再発行や再送を依頼し、今度は追跡できる方法にしてもらう相談も現実的です(会社の運用次第)。
Q4. 離職票がないと失業保険の手続きは何もできない?
手続きの進め方は状況により変わります。だからこそ、早めにハローワークに相談して「いま何ができるか」を確認しておくと安心です。会社への催促ログも持っていくと話が通りやすいです。
Q5. そもそも会社が連絡に応じない(ブラック)
この場合は、メールで期限を切ってログを作り、外部相談へ移るのが現実的です。ブラック企業ほど「口頭で丸め込む」「放置して諦めさせる」が起きやすいので、記録があるほどあなたが守られます。
まとめ:離職票は“お願い”より“手続き”で取りにいく
退職後 離職票 もらえない時は、焦りや怒りが出ても当然です。ただ、解決を早めるのは感情ではなく、手続きの進め方。
- 人事・総務へ「発行状況/発送日/住所」を確認
- 電話の後に確認メールでログを残す
- 動かないなら期限を切って再催促(文面を強める)
- それでも無反応なら相談先へ(催促ログを持参)
- 離職理由で揉めるなら、事実の記録を集める