説明会ではよさそうに見えたけれど、実際に働くとどうなのだろう。初めての就活では、残業や職場の雰囲気について、何を調べればよいか迷いますよね。
一つの口コミや会社の見た目だけで、安心して働ける会社かどうかを断定することはできません。この記事では、公開情報・職場見学・口コミを照らし合わせ、応募先に確認する質問へ変える方法を紹介します。
調べる順番
- 求人票や採用ページで、書かれている条件を確認する。
- 職場見学や面接で、配属先の働き方を質問する。
- 口コミとの違いがあれば、時期や部署をそろえて確かめる。
「不安だから危ない会社」と決めつけるのではなく、判断に足りない情報を一つずつ埋めていきましょう。
公開情報から、確かめたいことを書き出す

まずは企業の採用ページや求人票で、仕事内容・勤務地・勤務時間・休日・給与の内訳を確認してください。「残業が少ない」「若手が活躍中」といった言葉が気になったら、具体的にどの部署の、いつの状況なのかを質問できるようにします。
厚生労働省のしょくばらぼも、企業の職場情報を検索・比較するための参照先です。情報が見つからない項目は「問題なし」とせず、採用担当者に聞きたいこととして残しましょう。
夜にオフィスの明かりがついていても、それだけでは誰が何時間働いているかは分かりません。夜間の無断訪問や従業員の追跡ではなく、公開されている情報と、企業への具体的な質問で確かめてください。
質問の例
「配属予定の部署では、通常の月と繁忙期で、残業時間にどのくらい違いがありますか?」
「求人票にある勤務時間と、実際の一日の流れを教えていただけますか?」
許可を得て職場を見学し、働き方を質問する

仕事のイメージをつかみたいときは、採用担当者へ職場見学や社員面談が可能か相談しましょう。見学できないからといって、その理由を悪い職場環境だと決めつけることはできません。見学が難しければ、オンラインでの面談や一日の業務の説明をお願いする方法もあります。
見学では、印象だけで判断せず「入社後は誰に相談するのか」「仕事を覚えるまでどのように教わるのか」「配属先の一日はどう進むのか」を質問してみてください。見せてもらった部署と配属予定の部署が同じかも確認します。
見学中の撮影や録音、立ち入りは会社の案内に従ってください。帰宅後に、聞いた話と自分の感想を分けてメモしておくと、ほかの応募先と比べるときにも使えます。
口コミは時期・部署・内容を照合する

口コミを読むときは、星の数だけでなく、投稿時期・在籍していた時期・部署・雇用形態を確認しましょう。詳しく書かれていることと、内容が確かであることは別です。一件の投稿を会社全体の事実として扱わないようにします。
気になる内容があれば、「この口コミの残業時間は、今の配属予定部署にも当てはまるのか」のように、確認したい項目へ置き換えます。同じ話が複数あっても、それだけで断定せず、企業の説明や公開情報と照らし合わせてください。
有料会員登録などを求められる場合は、読める範囲・料金・解約条件を先に確認しましょう。会社の実態が知りたいという理由で、経歴を偽って登録する必要はありません。
確認できたことと、分からないことを分ける
調べ終わったら、「確認した条件」「まだ分からないこと」「自分が譲れない条件」の三つに分けてみてください。不明点が多いときは、面接や内定後の連絡で追加の説明を求めたり、大学のキャリアセンターへ相談したりする材料になります。
準備をすれば必ず内定が取れるわけではありませんし、一つの結果で自分の価値が決まるわけでもありません。会社の知名度だけでなく、自分がどんな仕事を、どのような条件で続けたいのかを確かめながら進めましょう。